
伊東農園の伊東 厚です。代々農家を行なっていましたが農家を継ぐ事はまったく考えていませんでした。東京に出てサラリーマンになればいいやと若い頃は思っていたのですが,20歳の時にアメリカに農業研修という国のプログラムで2年間海外生活を体験しました。そこでの経験が人生の転機となり日本で農業をやろうと思うようになったのです。
作っている作物は,主に落葉果樹です。さくらんぼ・すもも・もも・ぶどうです。その他,原木椎茸・りんご・キウイなどです。作付面積は、約7haほどですね。
農法や農地へのこだわりについてですが,土つくりには,大変こだわっております。化学肥料が導入される前の土を目標にしています。ミネラル豊富な昔の土ですね。現代の人間と同じ様に土にはミネラルが不足していると考えています。少しのサプリメントを土に補給し,少しの有機肥料を与えるだけです。後は、植物の様子を見て少し管理するだけです
作物のおいしい時期については,作物によっても違いますが,さくらんぼ(6月から6月中下旬),すもも(6月下旬から8月中旬),もも(7月上旬から8月中旬),ぶどう(8月中旬から10月中旬)です。天候により前後しますがだいだいこのくらいの時期が最高においしいです。
最近は、スーパーなどでハウス栽培や海外からの輸入でいつでもなんでも農産物がそろっていますから,旬の時期というのがわからなくなっているようですね。果物は特に1年の内にその時にしか食べる事ができません。1年に1回だけです。いつでも食べれると錯覚してはいけません。旬の時期に旬のものを食べるのが健康にもつながると強く思っています。また,果物は、そのまま、かぶりつくのが一番だと思います。
これからチャレンジしたい事は,産物を生産販売するだけではなく、農業研修や農業体験などお客様にもっと農業の事を知ってもらいたいと考えています。年に何回かグリーンツーリズム農業体験のイベントも行なっております。